坂出祥伸編『中国古代養生思想の総合的研究』(平河出版社、1988年)

総論 中国古代養生思想研究の現状と課題  坂出祥伸

『山海経』の「山経」にみえる薬物と治療  大形徹      

中国古代医書中の薬物の物産誌的考察 米田該典

気功養生学と陰陽学説 焦国瑞/奈良行博 訳

踵息考  石田秀実      

寒食散と養生   赤堀昭         

古代中国に於ける養生術的「勾い」の発端  高橋庸一郎

修養と養生 柴田清継

『列子』と神仙・養生思想 浅野裕一   

先秦漢初期養生思想の諸相 沢田多喜男

『呂氏春秋』の養生思想とその周辺 島一                

漢代の神仙養生説・医学と知識人  堀池信夫

董仲舒研究 宇佐美一博

養生説における「精」の観念の展開 原田二郎

文人と養生 三浦国雄

『抱朴子』の養生思想   神楽岡昌俊

養生論における相宅術   平木康平

『老子中経』覚書 前田繁樹

初期霊宝経に見える養生思想 山田利明 

道家・道教の神秘主義における永遠の生命  コーン リヴィア/明神洋 訳 

隋唐時代における服丹と内観と内丹 坂出祥伸

『悟真篇』の内丹思想 吾妻重二        

養生思想に関する欧米の研究 福井文雅 

疑経に見える疾病・養生観の一側面 中嶋隆蔵

『五輪九字秘釈』と養生思想 田中文雄

密教の身体マンダラ観   頼富本宏

〈長生久視〉の方法とその系譜   増尾伸一郎

インド医学の中の養生法 矢野道雄